明けましておめでとうございます。

　しばらくぶりの書き込みです。けっしてピーナッツを忘れていた訳では有りませんが、なかなか手が進みません。

　PA-22の軽量版は失敗してしまい、前のPA-22の上反角を直しプロペラを小さくして飛ばして見たところ、なんとか飛びそうです。ダッチロールは収まりました。

　零戦は昨年夏、近くの公園でテスト飛行をしましたが、やや横安定不足の傾向は有りますが、何とか飛びそうな気配です。場所の関係でいっぱいに巻くわけにはいかないので、もう少し暖かくなったら、もっと広い場所に出かけて、思いっきり巻いてみようと思っています。

　次の目標は零戦に引っ込み脚を組み込む事ですが、まだ構想の段階です。引っ込み脚と言うからには、脚だしの状態で発進し上空で引っ込み、再び脚を出して降りてこなければなりません。さらに左右の脚は実機のようにタイミングをずらして、ゆっくりと作動させなければなりません。以前に作った九七艦攻のような複雑な機構を組み込む余裕は有りませんから、大幅に簡略化しなければなりません。ピーナッツスケールでは無理な事かも知れません。実現できるか、初夢に終わるか、挑戦してみる価値は有ると思っています。

　

　作り直しのPA-22（軽量化版）は、やはり軽量にこだわり過ぎて、あちこちに不具合がでて失敗しました。色塗装前で廃棄処分にしました。

　代わりに前のPA-22を一部手直しして飛行調整からやり直そうと思います

　三機の零戦（21型、22型、52型）の飛行調整とダクテッドファンのF-100の試験飛行もまだ残っています。

　紙貼とドープ塗りを終わりました。骨組みの強度不足と霧の吹きすぎで歪みが出てきたので、この状態でしばらく枯らします。

　主翼の捩り下げは 1 度で左右の差は有りません。矩形翼でも捩り下げは有った方が良いと思います。垂直尾翼はまっすぐ取付て、ラダーも曲げません。水平尾翼の取り付け角は調整可能です。左右の重量にアンバランスが無い限り、翼端に錘は付けません。

　まだ先の話ですが、飛行調整は出来るだけ簡単な方法で行うつもりで次のようにします。旋回は左旋回です。

　旋回調整は、左翼下面翼端寄りにガーニーフラップ形の抵抗板を取り付けて、調整はこれだけで行い、旋回半径を小さくしたい場合は高さを増し、左翼を持ち上げたい（バンクを減らしたい）場合は、長さを増します。

　プロペラの影響（動力の影響）はサイドスラストとダウンスラストの調整で行います。飛行初期の旋回半径に対し、後半の旋回半径が大きくなる場合はサイドスラスト不足。後半の旋回半径が小さくなる場合はサイドスラスト過大です。

　プロペラの影響はいずれ零になるのですから、その対策と旋回調整とを混同してはいけません。

　

　今回のPA-22は左旋回で飛ばそうと思っています。高翼機を左旋回で飛ばすのは初めてです。

　一般に高翼機は右旋回、低翼機は左旋回と言われています。私も今まで、そのとおりにしていました。しかしこの説について説得力のある理論を知りません。充分な横安定を持つ高翼機を右旋回させる理由は無いと思います。

　むかし、ある先輩にこの事を伺ったら「私はすべて左旋回です。好みの問題です。」　と言われました。私も右手で発進させた機体が左旋回で自分の前を飛ぶ方が、右に飛び去るより好きです。

　明けましておめでとうございます

　隠居の身とはいへ、年末年始は何かとせわしなく、PA-22は写真のような状態で年を越してしまいました。今年のピーナッツ作りは、もう少し落ち着いたら、この紙貼から始めようと思っています。