まだ少し追加加工するところもあり、脚とその引込み装置を組み込む為に改造するところも出るかも知れません。

　主翼治具に胴体を乗せて見たところです。主翼も尾翼もまだ胴体には付いていません。

　胴体はこのような簡単な治具上で組み立てます。主翼付け根のリブは胴体といっしょに組み付けて、あとから主翼を取り付けます。垂直尾翼は胴体と一体です。水平尾翼は胴体の左右から取り付けます。

　いずれも大変作りにくい設計でした。こんなことになってしまったのは、軽量化とあまりに実機の形にこだわり過ぎた為ですが、自分で描いた図面ですから仕方ありません。

　後部胴体は単純な楕円ではなく、上面が少し平たくなっています。たぶん風防レールの関係でそうしたのでしょうが、良くわかりません。中島の隼や鍾馗とは違います。風防より前はバルサブロックから削り出します。

　脚引込み装置に平行して機体の製作も進めています。零戦の主翼は平面は単純ですがその構成は意外と複雑です。

　実機は付け根付近が厚さ14.4％　20ｍｍ機銃付近が15％　翼端が9％ですが模型は少し薄くして、付け根部13.5％　機銃付近14％　翼端部 8％としました。カンバーは内翼　2％を2.4％に変更し翼端は3％そのままにしました。

　内翼のカンバーを増加したのは上面のカーブを実機に近くしたい為です。したがって下面は実機より　たいらになりますが性能的にはその方が良くなっていると思います。

　ねじり下げは実機どおりに付けています。